Testosterone著「心を壊さない生き方」を読みました。

心を壊さない生き方

この本には、各人がストレス社会ニッポンでサバイブしていくために最低限必要な知識について記載されております。今回はその中でも特に、私が学びになった点あるいは大事にしていきたい考え方を3つ簡単にご紹介させていただきます。

 

1:メンタルの問題を未然に防ぐことが重要である。メンタルを保つために気をつけることは以下の3つである。

①食事、②休養(睡眠)、③運動

そして②については、いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけるとともに、最低7時間は寝るようにすべきである。そのためには、発想の転換が必要である。多くの人は、仕事や趣味に時間を使って、余った時間で寝るという発想になりがちだが、そうではなく、睡眠を軸に生活するという発想に転換すべきである。具体的には1日は24時間ではなく、7時間を引いた17時間と考え行動計画を立てることである。

 

2:不安や緊張は消し去るものではなく共存するものと考える。不安や緊張があることが自然であり、大切なことは不安や緊張が大きくなりすぎないようにすることである。そのために自分なりの方法を持っておくべきである。例えば、不安や緊張が大きくなりすぎたら死ぬほど筋トレを行い、脳みそから考える余裕を奪うことはオススメの方法である。

 

3:「自分が見ている世界」は「他人が見ている世界」とは異なる。この当たり前のことをしっかり理解することが大切である。特に発達障害のある方は「自分の世界の構築方法」に独特のパターンがある可能性があるのでその点を考慮してコミュニケーションをとるべきである。

 

★特に上記3について

人はつい他人も自分と同じように考えているはずだと思ったり、また自分の考えは正しいと思い込む性質があるように思います。そのために自分の考え方と異なる人を批判したり、おかしいと決めつけたりしてしまいます。そのような人をたくさん見てきましたし、自分も気づかないところでそうなっている可能性もあります。そうならないように、“「自分が見ている世界」は「他人が見ている世界」とは異なる”という当たり前のことをしっかり意識して日々の自分の言動に注意を払うとともに、そのような言動になっていないか後で振り返ることが必要であると感じました。

 

この本は、ストレス社会ニッポンでサバイブしていくために必要な知識が体系的に整理されており、かつわかりやすく解説されております。そのためこの本を読むことで、日々の生活が少し生きやすくなるのではないかと思われます。気になった方はぜひ一読してみてはいかがでしょうか。